生きる、逮捕されても

まさかの「逮捕」で人生終わりかけましたが、僕はこれからも生きていかなければなりません。逮捕された経験ならではの思いを発信していきます。

【入ってた僕だからわかる】留置所で差し入れてもらって嬉しいものベスト3+α

家族や大切な友達等が留置所に入れられて、何かしてあげたいけど、何をしていいかわからない、という人結構多いと思います。弁護士の先生なんかと相談できたりすることもあるのですが、国選弁護人だとなかなか会ってくれなかったりします。ですので、被留置経験者ならではの差し入れてもらって嬉しかったものをまとめてみましたので、是非参考にしていただければと思います。

 

第3位

本。

基本的に嫌がる人はいないと思います。ただし、差し入れる側が、差し入れられる側の好みがわかっている前提での話になりますが。弁護士の先生の話だと、ナンバークロスワードの本とか、暇つぶしに役立つ本は結構需要が高いみたいです。僕は相当ガリ勉気質なところがあるので、受験勉強(単純に教養を身につけたかっただけです)や資格の勉強のための参考書や問題集、ノートなんかは本当にありがたかったですね。もちろん、それらは人によっては何の役にも立ちませんが、被留置者の好みがわかってるのであれば、その好みにあった雑誌や書籍を差し入れてあげると喜ぶこと間違いなしです。暇な時間は結構長いので(拘置所の代わりに留置所いる人なんかは尚更です)、そこをうまく過ごすための本は、かなり重要な役割を果たすと思います。

 

第2位

衣類。

これも重要です。多すぎても困るんですが、大体留置所に入る時なんて着替え何て持ってませんから、まずはこれを差し入れてあげないことには始まりません。特に、季節の変わり目なんかでは、寒暖差を考慮して、長袖・半袖、厚手・薄手などを意識して差し入れてあげれば被留置者としては助かると思います。下着も洗濯が週2回なことを考えると、4枚はあると間違いないですね。あとは、メンタル的なことになりますけど、留置所で支給される服は、意味不明なくらいみすぼらしいです。ですから、被留置者が少しでもいい気持で留置所生活を送れるように、いい服を差し入れてあげてください。毎日留置場で支給されるみずぼらしい服を着てるとホント気持ちが凹みます。自傷・自殺防止のためにパーカーやズボンの紐は事前に外されますが。

 

第1位

現金。

多分これに勝るものはないと思います。現金持ち歩く癖のある人だったらその限りではないんでしょうけれども、やはり留置所生活であって助かるのは現金です(ちなみに自分は結構現金持ってました)。自弁(自分の持っている現金で警察の指定したものを変える制度)で、買えるものは留置所に関して言えば結構多いです。拘置所とかだとまた違うみたいですが。

現金があれば、自弁で、お菓子も買えますし、雑誌も買えますし(エ〇いのも←自分はヤンマガとスピリッツにしてました)、シャンプーやリンス、洗剤などの生活必需品も買えますし、食事の度にジュースやコーヒー牛乳追加できたり、便せんや封筒、切手が買えたりと色々やれます。

自分は逮捕時に現金大量に持っていたので、自弁で色々やれましたが、被留置者の全てがお金を持っているとは限りません。一時同居人になった人はお金がないことでいつも嘆いていました。お金があれば〇〇できるのになあ、と言ってばかりでした。なお、現金は一回につき3万円まで差し入れ可能なようです。

 

番外編

①手紙。

自分はもらってませんでしたが、励ましの手紙とか、人によっては嬉しいみたいです。どうしたらいいかわからないけど、「あなたの力になりたい」という内容の手紙は間違いなく励みになると思います。ちなみに、自分はそういう手紙はもらいませんでした。代わりに面会にはいっぱい来てもらいましたが。

②使い捨てコンタクトorメガネ

逮捕時にハードコンタクトとか、2週間交換のレンズ持ってたりすると最悪です。留置所に洗浄液は差し入れ不可能なので、使い捨てコンタクトかメガネがないと目が見えないという方結構いると思います。自分はメガネ差し入れてもらいましたが、これがなかったらと思うとゾッとします。あって助かりました。

 

 

そんなわけでベスト3+α上げておきました。近しい人が留置されて、面会行くついでに何か差し入れしたいと思ったら、上記を参考にしていただければと思います。差し入れできるものというのはどこの留置所でも大分限られているので、大体間違いないと思います。