生きる、逮捕されても

まさかの「逮捕」で人生終わりかけましたが、僕はこれからも生きていかなければなりません。逮捕された経験ならではの思いを発信していきます。

逮捕されて人間関係の断捨離ができました。

取り調べ中に刑事さんに言われたこと

「あなたが逮捕されたことで、あなたから離れていく友人がいると思います。でも、きっとあなたには、あなたが逮捕されたからと言って離れていかない友人がたくさんいると思いますよ。残った人は本物ですよ。本物の友人とだけ付き合えばいいんです。」

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これにはなるほどな、と思わされました。自分のことを悪く言う人と付き合うメリットなんて皆無に等しいです。今回の逮捕の件で離れていく人がいたとしても、それを追ったり、その人たちとの関係に拘る必要性などどこにもありません。冷たいようですが、その人たちとは、それまでの付き合いだったということです。一種の自我防衛的反応(酸っぱいブドウの寓話のあれ)かもしれませんが、そう思っていた方が気は楽です。不必要な人間関係、それまでの付き合いの人間関係を切れた、という意味ではプラスの側面もあったのかもしれません。

逮捕されてもなお、自分を大事に思ってくれて、更生を信じてくれる人を大事にする方がよっぽど有益です。必要な反省はするべきですが、失った人間関係に必要以上に拘ることにはメリットを見出せません。

結果的に、人間関係の断捨離ができたと思えばそれはそれで逮捕されたことも無駄ではなかったのかもしれません。

 

 

警察のお世話になった人が取るべき態度

反省は絶対だと思います。同じことを二度と繰り返さない。そこは、強い意志を持って、自分自身を律し続けるべきです。ですが、失ったもの(例えば家族であったり、仕事であったり、社会的な信頼であったり)に執着するのは絶対に得策だと言えません。何故なら、それらを取り戻すことは尋常じゃなく困難ですし、得られないものに執着するのはエネルギーの無駄だからです。

信頼というものは積み重ねるのには長い時間を要しますが、崩れる時は一瞬です。崩れた信頼を取り戻すのは容易ではありません。
おそらく、普通の人であれば、逮捕された後も親身になってフォローしてくれる人がいると思います。しっかり反省の気持ちを持ちながら、その人たちに、更生して、成長した自分の姿を見せるのが、結果的には被害者や迷惑をかけた人に対しての一番の償いになるのではないでしょうか。残った人を大事にしましょう。

皆さん、お気付きかと思いますが、これ、すべて自分自身に言いかけていることです。失ったものに執着しない、これについてはこれからの人生でしっかり強い意志を持って守っていきたいと思います。