生きる、逮捕されても

まさかの「逮捕」で人生終わりかけましたが、僕はこれからも生きていかなければなりません。逮捕された経験ならではの思いを発信していきます。

僕の例だけを見れば、日本は、犯罪加害者に甘い、ということは間違いないと思う。

離れていく人は思いの外少なかった

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逮捕されても、自分のこと見捨てる人は思いの外少ないということを日々感じています。

地元の友人から、高校や大学の友人、会社で関わる人、労働組合関係の方々、趣味で付き合っている方々・・・自分のところから離れないどころか、逆に親身になってフォローしてくれる方の何と多いことか・・・。

こんなに恵まれてる逮捕経験者というものもなかながいないと思います。彼・彼女らの自分への真摯な態度には本当に頭が下がりますし、皆さんのためにも何としてでも更生し、社会の役に立つ人間になっていかなくては、と思う次第です。  

僕の例を切り取れば、犯罪加害者に甘いということは間違いない

日本はよく「犯罪加害者に甘い」と言われますが、自分の例だけを切り取ってみると、犯罪者加害者に甘い、ということは間違いなく言えるでしょう。一方で、他のケースを見れば、犯罪加害者に必要以上に厳しかったり、逆に犯罪被害者に極端に甘かったりする現状もあるのでしょうけれども、僕自身の実感としては、「犯罪加害者がこんなに皆にフォローしてもらってもいいのだろうか?」という疑問でいっぱいです。ある人は、今までの人間関係の貯金があったからだと言ってくれたりもしますが、自分は特段周りに対して何かいいことをしていたわけではありません。

今回の自分がしでかしたことで、迷惑を被った方がいますが、確実にその人より自分の方が更生に向けての手厚いフォローを受けているということは間違いありません。その迷惑を被った人にも、自分と同様の、もしくはそれ以上の手厚いフォローがあれば……と思うのですが、現実はそうは甘くありません……。

被害者とは裁判所からの接近禁止命令などがあって連絡が取れずにいますし、どういう状況に置かれているのかもわかりませんが、きっと、深い悩みを抱えながらもそれを誰とも共有できずにいる日々を送っているであろうことは容易に想像がつきます。

できれば、僕自身が何かしてあげたいところもあるのですが、接近禁止命令が出ている以上はそうもいきません。ただ見守り、祈ることだけしかできません。

 

今はどん底、後は這い上がるしかない

もうこれに尽きます。自分はこれ程までに人生のどん底というものを味わったことがありません。労組の役員を続けられなくなったり、妻と別居する羽目になったりと、失ったものの大きさは測り知れません。今後のキャリアを、人生をどうしていくか、ということを考えた時にお先真っ暗なことは否定できません。ですが、今がどん底なので、5年後、10年後は、今より明るい未来が待っていることを期待し、そこで得た力を世の中に還元できるように頑張っていきたいものです。

 

とりとめもない話になりましたが、今日はここらへんで。