「逮捕」「犯罪」をテーマにブログを書くことの是非
「逮捕」をテーマとしたブログが長く続くのはおかしい
ていうか精神衛生上よくないと思います。逮捕・勾留されて釈放された直後は気持ちを整理するという意味で、逮捕や犯罪をテーマとしたブログを書くことは精神衛生上有用かもしれませんが、このテーマで長い間ブログを書き続けていると、逮捕された自分や、自分が逮捕されたという現実に執着する原因にもなり兼ねないと思うのです。
本来であれば、逮捕・勾留されたことなんて忘れて、普通の人となんら変わりない生活を送った方が健全でしょう。そもそも、処分保留で不起訴になったり、略式命令で終わったことなどを考えれば、司法処理上はこれ以上、何か追及されることはないわけですから、被害者に配意するのは当然として、幸せな生活を送る権利は加害者の側にもあるはずです。もっとも、加害者の僕がこれを言うのは少し違うとも思いますが……。
『からくりサーカス』で勝くんがいいこと言っています。
多分、誰にしても「昔」何かやらかしてしまったことはあるのだと思います。僕の場合は「逮捕・勾留」ということでそれが派手に見えますが、「昔」に何かしらの罪を背負っている側面というのは誰にでもあるはずです。
その「昔の罪過というものがある人は幸せになってはいけません」なんていう道徳律があったら、きっとこの世は大変なことになります。きっと、殆どの人が不幸になります。
僕はこのブログで自分が幸せになることを目指した方がいいと思う
それが自分のためにも、同じように何らかの罪過を抱える人のためにもいいのだと思います。僕がここで過去に何か罪を犯した人は幸せになってはいけない、と自虐的に発信することで誰かが幸せになるでしょうか?きっとそうではないと思います。過去に失敗はしたけど、それをバネにして、人の役に立つ人間になれたということを証明するような方向性に持って行った方が、きっと世のため人のためになると思います。
自分の罪過に敏感になって、執着してしまう気持ちはわかります……というか、自分はそういうタイプの人間の典型なので、そこから脱して、逆にそういう風になりがちな人を助ける側に回った方が健全な生き方ができるような気がします。
どうやってブログを作っていくか、これは考えどころですね。